以前もご紹介しました鳥取の石黒さんの日本海新聞に掲載されたコラムをご紹介しますね。
http://www.nnn.co.jp/sp/eco/tokushu/110428.htmlおやじのつぶやき
はじめに、東日本大震災で被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
かつて、この世の中で恐いものの代表といえば「地震、雷、火事、おやじ」。しかし、このたびの大震災で図らずも「地震、津波、原発事故」に変わってしまった。おやじとしては「おやじ」が消えるのは寂しいのだが、そもそも、ここで言われているおやじは台風を意味する「大山風(おおやまじ)」に由来するものらしい。恐くて威厳のある人間、おやじの存在というのは、いつの世も怪しいものだ。
テレビで流れる被災地の様子や原発事故のニュースを見ながら、私も何かやらなければと、思い付くままに照明を消したり電化製品のコンセントを抜いたりする。そして、部屋に散らばった電化製品や床のコードを見ながら、思わず頭を抱える。よくもまあ、こんなに多くの物に囲まれた生活をしているものだと。
「予防原則」という概念がある。環境に対して、重大で取り返しのつかない影響を及ぼす恐れがある場合に、科学的に因果関係が十分に証明されていなくても規制措置を可能にするというものだ。一方で、予防原則の取り扱いに関しては産業界の反対が根強く、一部では貿易の障壁になるのではないかといわれている。
しかし、原発事故は“想定外の事態”だと片付けてはいけない。私たちも、今後事故予防策の一端を担う必要がある。便利な機械や化石燃料に頼りすぎている生活様式を見直すことも対策の一つだ。
まずは復旧、そして復興。
がんばろう 日本のおやじたち!
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いしぐろ@賀露おやじ
posted by おやじサミット実行委員会 at 20:34|
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おやじ達からのメッセージ
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