2011年04月20日

報告:第3分科会

第3分科会
 第3回姫路おやじサミット「地域でつくる元気ネットワーク」

ア 概  要
 目まぐるしく変化する社会の中にあって、子ども達の「生きる力」を育むために地元地域を拠点に子ども達を巻き込んで共に元気に活動し、ネットワーク作りを展開している方が語って、「おやじ」の更なる活躍の場を共に考える。

イ 参加者数  70名

ウ 会  場  セミナー室A(56名定員)

エ 内  容


<事例発表>
○ 岸田 直美 子どもミュージカル劇団FUNKYキッズ主宰
・笑顔と聞き上手になるアメとムチの「ありがとう」の呪文の4つの方法により、子どもたちの反抗・依存・甘えを受け止め、そのうえで自立を見守るという教育観を報告。
・子どもに心配な症状、問題行動等が出るのは、子ども自身が自分の評価を低くとらえてしまっているから。「ありがとう」の魔法の言葉(呪文)をかけることによって、子ども自身に自信を付けることができる。それが自尊感情を育むことである。
・「ありがとう」の真の意味は、「あ(愛)り(凛)が(頑張)と(尊命)う(嬉しい)」

○ 吉野 雅文 播磨町立蓮池小学校灯足るの会
・ほたるをわが町にもう一度飛ばしたいという志から始まった灯足るの会から、さらに地域を巻き込んだ活動をしていくために、播磨町の企画グループの事業「播磨町ゆめづくり塾」に参加。
・藁科塾長を筆頭に町内の川や池の水質調査などを行いながら、子どもたちと一緒に、自然に触れ、自然を大切にする気持ちを育てるための事業を実施



<講  評>
○ 尾崎 公子 兵庫県立大学環境人間学部准教授
・本日は、まさに地域で「ネットワークをつくる媒介者としての働き」をしている方から発表いただき、その活動がどのように社会的な効果をもたらすのかという視点から講評する。
・ネットワークに関わっている人たちが新たに出会う中で、新しい取組やそれぞれの活動の進化発展があるのがネットワークのおもしろさ。吉野氏が「モチベーションは出会い」と言った。出会って元気を得たり、「こういう活動もあるのか」と、繋がっていく強さを感じた。
・本日の基調講演で「インフラ制度や道路は日本では随分整備が出来ている。しかし、社会資本、ソーシャル・キャピタル等、人間関係の豊かさも社会の発展度をみる一つの指標である」と北島氏が言われた。コミュニケーションがとても豊かになれば、他者を信頼でき、他者を信頼できる人間関係が出来れば、人の為に何かやりたいというボランティア精神や活動が展開する。そのような活動が醸成されたら、子どもが育つ環境も豊かになる。
・この分科会のテーマ「地域でつくる元気ネットワーク」とは、人と人が繋がって信頼関係を得られるような取組。岸田氏の「魔法の言葉」や、吉野氏の「お父さんは魔法の杖をもっている」という考え、活動、取組が子どもたちを豊かにする土壌に繋がり、社会資本に繋がると思われる。

<意見交換等>
【意見交換】
・質 問: 岸田氏の活動の中に、男性はどのくらいいるのか?
・回 答: 4人いたが、現在は辞めている。父親の影響もあった。子どもたちの中には、活動への希望を抱く者もいる。子どもたちの発信を見極めたい。
・質 問: 灯足るの会の新しい会員を増やすときに工夫していることは?
・回 答: PTA総会等で、年間の活動報告をするとともに、紹介をして呼びかけている。また、子どもを通じて呼びかけると効果があることがある。
・質 問: 岸田氏の活動に参加した子どもに触れ合うときに、心がけていることは?
・回 答: 短時間の集中が続かない子どもへは、はじめは強く注意することがあるが、気持ちが持続できたときは、おおげさな位、褒めることにしている。
・質 問: 劇団にいた子どもと、所属外の子どもとではなにか違う点があるか?
・回 答: 劇団を卒業してから、継続したい子どもはいないようである。それは、劇団の中で充分活動しているからだと思う。卒団後は、自分の目標に向けて巣立っていく。ここ一番のときの「心の強さ」のようなものを感じる。

【参加者の感想】
・尾崎氏からは、活動を通して得られる様々な人間関係や多種多様な人間の繋がりがネットワークの形成で最も重要であるという話に共感した。制度も重要かもしれないが、人間同士の繋がり、人間関係、信頼関係が重要だと感じた。
・おやじという言葉を聞くとどうしてもマイナスイメージがつきまとうが、こんなおやじになるために年を取るのなら悪くないとふうに、そのようなおやじさんが中播磨におられる。
posted by おやじサミット実行委員会 at 18:00| Comment(0) | 報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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